【新唐人2014年6月29日】新唐人テレビ局主催の第6回全世界中国料理コンテストでは、世界各地の一流料理人が腕を競いましたが、入賞者の中には生粋の日本人もいました。彼と中国料理との縁について、さっそく聞いてみましょう。
頭や骨を除き、飾り包丁を入れてから、魚にコーンスターチをつけます。これを熱した油に入れてしばらくすると、淮揚(わいよう)料理の定番、揚げ魚の甘酢あんかけが完成しました。審査員は特に包丁さばきを評価しました。
審査員 張華さん
「日本人がこの包丁さばき、驚きました」
本場の淮揚料理で銀メダルを獲得した料理人は、上田忠義さん。生まれも育ちも日本という、生粋の日本人です。
淮揚料理・銀メダル 上田忠義さん
「子供の頃、芙蓉蟹(カニ玉)が大好きだったんです。それが作れるようになりたいと思って、始めました」
子供の頃、初めて中国料理を食べた時の感動が忘れられなかった上田さんは、18歳で中国料理に身を投じ、今年ですでに27年になります。
今回、上田さんはコンテストに初出場で銀メダルに輝き、喜びを隠せません。上田さんは、料理は文化の一部であり、大事にすべきだと語ります。
淮揚料理・銀メダル 上田忠義さん
「食文化を分かって、時代背景に生まれた料理もあると思うんですよね。それをやはり大事にしていきたいなと」
味が比較的あっさりとした淮揚料理に比べると、東北料理は味つけが濃厚で、煮込みやあぶり焼きが中心です。
東北料理・銀メダル 安洪利さん
「東北料理は煮込みが代表的です。鶏とシイタケの煮込みなど、鶏を煮込んで味を浸み込ませます」
この道30年の安さんは、コンテストを通じ世界に中国料理を紹介できるのは、とても貴重な機会だと語りました。
東北料理・銀メダル 安洪利さん
「世界的なコンテストで、中国料理を世界に紹介できるのは貴重な機会だと思います」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/06/28/a1119450.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)